日誌抜粋~母にとっても特別な時間

待ちに待ったお当番。1ヶ月でどんな違いがあるのかなとわくわく。

日当たり口からはもう慣れたものでみんなさくさく進んでいく。カエデとミオが最後尾で2人は「ミオちゃん大丈夫?」「うん大丈夫」「蟻がいるよ〜」とおしゃべりしながら自分達のペースを守っている。

梅林では、前回相川さんがバッタを2匹捕まえていて、お母さん達も捕まえるようになるのよ〜とおっしゃっていたのだが、なかなか苦戦してつかまえられなかったということがあったので今回は…!と思っていたが今回も案の定残念な結果に…。

梅林に出てからは子どもたちの関わりがたくさんみられておもしろい。少し前までカイがガキ大将だった様だが、もうやられっぱなしで泣く子はいなかった。やられて泣いてもやり返す。

今日はカエデとエマが噛み合わない日だったようで何度か小競り合いをしていた。カエデはやられると痛い〜!と泣いてこっちを見る。「エマのママ」である私にどうにかしてと言っているようだった。ごめんよ…。

フウトは相川さん曰くみんなと遊びたいが故にちょっかいをだしている様子。ちょくちょく誰かを泣かせているが、前回はカイにやられて泣いて、しまいには死んだフリをしていたな〜なんて思い出す。

アミの持っている棒が魅力的だったのかエマがそれをしつこく狙っていたら「これはアミの!!アミが見つけたの!!」と意思の強さを見せてくれた。お陰で、これは敵わないと思ったエマは自分の棒を探しだして取り合いにならなかった。

崖では、今までイサナは興味のなさそうな様子が印象的だったが、今日は相川さんの座っている所まで登っていた。やってみようという時は自分で決めているんだな。

だから大人が促す必要はないのだ。

別に崖を早く登れるようになることが目標ではない。みんながやっているからやる必要もなく、周りから見ることで楽しむ等、そこで自分なりの楽しみ方を見出せる。

谷戸広場では桑の実をたくさん頂いた。子どもたちは黒いものが甘いことを良く知っている。アミとカエデは泥遊びが始まってもずっと帰るまで2人で仲良くおしゃべりしながら食べていた。

泥遊びが始まり、当番母も泥に入らせて頂いた。

泥の感触が気持ちいい!水の多いところと少ないところ、あったかいところと冷たいところ。楽しい〜!しかし足をとられて進むのが難しい。スイスイ進んでいたカイとフウトを尊敬の眼差しで見る。

エマは服を脱いで、入るのか入らないのかという感じでそばにいたが、エマちゃんお母さん転んじゃうから手を繋いであげて〜という相川さんの魔法の声ですんなりと入ってきた。

ミオは側でポッケに入れていた桑の実を食べながらおしゃべりして様子を見ている。

カイとハルトくんは泥で遊びながら言葉こそ交わさないがなにやらケラケラ笑って通じ合っていた。「一度会ったら友達で毎日会ったら兄弟だ♪」と何かの歌があったな。今日は男の子たちの絡みがたくさんあり関係がしっかりできてきたように感じた。ハルトくんも初めてと思えないくらいその輪に馴染んでいた。

お弁当を食べながら、なにか子どもと話している会話の中で相川さんがポロッと、みんなと食べてるから美味しいんだよと言っていた。

本当にその通りだ。子どもたちとお山を歩き、遊び、お弁当を頂けてこんなに幸せなことはない。今日はご飯に梅干しだったがみんなと頂くことで最高なご馳走になる。

今日は美味しい桑の実を頂けて、子どもと一緒になって泥で遊べて最高な1日だった。

マコのことも当番中は忘れてしまうくらい安心して預けられているお陰です。お陰で当番に(そしてエマに)専念できます。ありがとうございます。

普段生活をしていると、この子どもと過ごしている今が永遠に感じて特別な時間だということを忘れてしまう。いつかきっとこのなかよし会で過ごしたキラキラした日々に戻りたくなる時が来るのだろう。

その日々に今いることを忘れずにいたいと改めて思う。

青空自主保育なかよし会

青空自主保育なかよし会は、子どもたち、親たちの仲間づくりをしよう、豊かな鎌倉の自然のなかで思いっきり遊ばせようという趣旨のもと1985年に始まった会です。鎌倉中央公園を含む山崎の谷戸を中心に野外で活動しています。潮の香り、土の匂いを全身で感じながら、子どもたちと一緒に鎌倉の四季を楽しんでいます。