日誌より(大きい組の様子)

当番が毎回作成する日誌の抜粋をご紹介します。5月から7月までの活動のようすです。※当番=過去記事「なかよし会とは」イラストを参照ください(このページ右側にリンクあり)※名前はカタカナ表記または愛称に変えてあります6月1日今日もアズマネザサ採りに精を出す面々。みごとに全員が手にしていた。より長いもの、格好のよいものと欲が出てくるのか、アズマネザサをめぐる争いが多発した。まずコウ対リョウ。リョウがみつけたアズマネザサがほしくなったコウは、いつもの「ちょうだい」という交渉を省いて取り上げてしまう。…子どもたちが自発的に生きものを観察するようすもよく見られた。ほのぼの男子組のトモヤとコウタロウにミヅキは、土の上に出てきた15センチほどの大きく太いミミズを観察。コウタロウの「こっちがあたまで、こっちもあたまなの」という説明を二人はしゃがみこんで聞いていた。(マイ)
6月7日お弁当配りは誰がやるとなった時、コウが「マリナちゃんやる」ときいていた。そのやさしいというか、かなり遠慮がちな口調に母はびっくりした。普段のお山の大将のコウではなかった。(アユ)6月14日梅林近くでの泥だんご作りから、次の場所に行きたかったらしいリンカ。可憐な声で「行きますよ~」。それを聞いてユウキがまずは全体に「次に行きたいっていう人がいますから、行きますよ~」、「お弁当を食べる場所を探しに行きますよ~」、「ほら、行きますよ~」。次にリョウ・コウに対し個別に「泥だんごはやめて、次にいきますよ~」。ユウキの思惑どおり(?)、リョウ、コウが動いて桑の実を取りに走ると、他の子どもたちも動き出した。それにしても、リンカとユウキの口調が相川さんにそっくりで、大人は楽しませてもらいました。(マリ)
6月19日アズマネザサをみつけて同時に走り出すミヅキとリク。タッチの差でミヅキが先に手をかける。「先のとったから私のだ」と譲らないミヅキ。「見つけたのは私が先だ」と譲らないリク。引っ張り押し合いをしていたが、どうにも決着がつかないようで、いつもの頬つねりあいがはじまった。近づかないよう事の成り行きを見守りたかったが、しまった…、目が合ってしまった。ミヅキは私に助けを求めて、その場は終結したかのように見えたが、続きがあった。桑の実を食べていたとき、高くて手が届かないミヅキは、枝をつかんで食べているリクに「(桑の実を)とってほしい」頼むのだが、リクは「さっき、タケノコをくれなかったから、嫌だ」と背を向けたのである。しばらく考え込んだミヅキは、リュックにしまいこんだアズマネザサを持ってきて、「これ、ミーちゃんの大事なタケノコだけど、お父さんのお土産にしたかったんだけど、あげるね。だから、桑の実とってほしい」と差し出した。持っていた枝を離してしまったリクは「これは高くてとれないから、この桑の実あげるね」とポケットに入れてあった黒く熟して美味しそうな桑の実をミヅキに差し出した。「交換こだ~」と素敵な笑顔で言い合う二人。実はこの桑の実、美味しいからお母さんとたいちゃんにあげるんだーとポケットに入れていたものだった。(ミドリ)7月10日一目散に海を目指す。…ミヅキ、コウが中心となり、どんどん沖のほうへ出て行く。波のリズムに合わせてピョンピョンとびながら歓声を上げる。…マリナもリンカもよくしゃべる。とてもいい笑顔で波打ち際を走り回っていた。…たくさん貝がとれたので、みそ汁を作ることに。当番のマコさんが家まで貝を持ち帰り…びっくりするほどよい出汁が利いていて子どもたちもお代わりが続出。梅ジュース、みそ汁を何回もお代わりしていた。(マイ)7月13日海に行くと人気がなく、赤い旗がはためいていた。よく見ると『遊泳禁止』。…浅瀬だけで楽しんだ。海当番はいつもと違う緊張があるが、プールにはない醍醐味だなと思う。…小1時間の潮干狩りを終え、谷戸へ。当番でみそ汁調理をし、相川さんと子どもたちは谷戸へ。おだんごをたくさん作って、崖すべりをして…みんな何回もお代わりして、貝を食べ、海藻もあっという間になくなった。梅ジュースを飲んでしめくくり。海と山の恵みを味わった。(カナコ)

青空自主保育なかよし会

青空自主保育なかよし会は、子どもたち、親たちの仲間づくりをしよう、豊かな鎌倉の自然のなかで思いっきり遊ばせようという趣旨のもと1985年に始まった会です。鎌倉中央公園を含む山崎の谷戸を中心に野外で活動しています。潮の香り、土の匂いを全身で感じながら、子どもたちと一緒に鎌倉の四季を楽しんでいます。