2024.02.23 05:00五感が磨かれる「自然の匂いを嗅ぎ分ける」(『土の匂いの子』抜粋)匂いの感覚は記憶の奥深くにしみ込んだら、同じ匂いに包まれないかぎり、なかなか蘇らない。それだけ無意識な身体条件に結びついているからこそ、幼い時期にさまざまな匂いを自然のなかで嗅いでみる経験が必要だ。谷戸の湿り気を帯びた春先の匂い、草いきれでむんむんする夏の匂い、かさこそ落ち葉が響くような乾燥した初冬の匂いと、空気もそれぞれ。そこに、若葉の生臭さ、獣の糞臭さ、花の甘い香りなどが入り混じる。言葉では説明できないけれど、ある時ある場所に身を置くと、とたんに記憶から引き出される。都会では嗅げない匂いがたくさんある。本物かどうかを嗅ぎ分ける力がつく。
2024.02.20 05:00日誌抜粋~春菊とのらぼう菜の誕生会ケーキ梅林に着くと、梅の花びらが桟橋に水玉模様のように落ちていて、とても綺麗。ミオやアミが早速お花に興味を示していた。昨日の雨で、土が湿り、梅林の前は絶好の泥団子スポットにカエデ、イロハ、ルカが早速作り始める。それを見に来た他の子達も楽しそう。ずっと泣いていたエマも、泥に触れた途端、急に気分が切り替わり、そこからご機嫌で過ごしてました。イサやソウタロウはあまり泥に興味が湧かなかった模様。谷戸広場に向かう途中の別れ道。崖に向かうチームと日当たりの道を選ぶチームに分かれる。自分で好きな方に進んで行く。最後は皆んなで崖に集まり、崖滑りを楽しんでいました。ヒマリとソウタロウが何やら、話している。どうやらこの靴は誰のだろう、と相談しているみたい。結局、誰の靴か分かり、...
2024.02.15 21:30日誌抜粋~当番母の葛藤1歳組と大きい組の合同で、癒されに行く気持ちで当番に入ったが、当番として試された日だった。 当番中は「当番としてじゃなく母としての言葉掛けになってないか。喧嘩の奨励と土の匂いの子の本にはあったが、片方が喧嘩を嫌う場合はどんな言葉掛けができるか」と自問していた。 理由はわからないが、いつもは仲良い2人が今日はハルキがハルカにちょっかいを出し周りも便乗。ハルカは始終大泣き。当番としては見守っていたい。が、執拗な攻撃にも関わらず「はぁちゃんが泣いちゃうから」と笹を振り払うこともやり返すこともせず(ハルカなりの愛なのか?)、やられるがまま大声で泣くのみ。それでもちょっかいに拍車がかかる。「相川さん先にいっちゃったな」など、気を逸らす言葉掛けをしたが、果たしてそ...
2024.02.02 08:20日誌抜粋~冬をたのしむ凍えるような寒さの中の保育。朝ぴっことひまりが薄着で来た為寒いと母から離れられない。ぴっこはいぶきに暖かそうな長袖を借りて気持ちを持ち直せた。ひまりはどうしたのだろうか。前日沢山歩いたので今日はのんびり谷戸を歩き寺分の畑で野菜の収穫をする。はあちゃんは今日は谷戸を歩くだけだねと笑顔で話す。寒さで凍えるのかぴっこといぶきはいつもよりゆっくりのペースになる。はあちゃんとトシロウは知子さんと変わらずどんどん進む。前日が暖かかった為つららはできていなかった。少し期待していたので残念。みんなで寒い寒いと呟いていると知子さんからおしくら饅頭をやろうと声が掛かる。背中合わせに丸くなり大きな声をだし全力でおしくら饅頭をするとだんだん体が暖まってきて子ども達にも笑顔が戻...